すいみーのきろく

女の子と男の子1人ずつの母。子育てや趣味のこと。うつになったりも。もろもろ記録として残せたらな、と思います。誰かのお役に立てたらさらに嬉しい。

2回目の受診。その後食欲回復!

時系列ぶれぶれのだいぶ前の記録です。

 

2020/12/4

2回目の受診。15分くらい?お薬は最初は眠くなったりとか、あるらしい。お薬変わらず。年末年始希望保育の期間中、保育園に預けるの賛成と。必要なら診断書書きますよと言ってくれた。
眠前のお薬増える可能性あるらしい。

 

12/5

長女発表会1回目。
夜寝落ちして4時頃起き、洗濯物途中のを干して歯磨きして就寝前の薬を飲んで寝る。そしたら朝起きるの超きつかった。全然目開かない。朝方飲むのはやめよう。
保育園まで長女と2人で歩く。長男と夫は途中まで。
勘違いしていて、今日参観するつもりでいたら私は来週だった。最近こういう間違いとか見落としが多い。
お迎えに行くと、色んな先生に長女ちゃんすごかったですよ、と声をかけられる。お友達のお母さんも、運動会で長女ちゃん頑張っているのを見て涙が出たと言われた。色んな人に見守られているなぁ。(毎年発表会ではニコニコして立ち尽くしている長女。今年は踊ったのかな?)

午後、長男と一緒にお昼寝。
なかなか寝たがらず、苦戦するけど眠れる。寝起きも機嫌悪く、私もなんだか調子が悪い。一緒にいないいないばぁの録画を見る。
そのまま夜までなんだか不調。体調が悪いわけではなく、ぞわぞわする感じ。何もしたくない。
夜はたこ焼き。まあまあ食べた。お腹が温かい。洗い物はできる。

 

12/6

朝長女→長男と起き、昨日たこ焼きで出しっぱなしのホットプレートを使ってホットケーキ。チョコソースとイチゴソースも出して、長女ぱくぱく。長男もぱくぱく。
私もぱくぱく。
夫は全然起きてこず、長女が起こしにいってもあと少しとお決まりのセリフで起きて来ない。9時過ぎ起床。
私はだんだん気力がなくなってきて、調子が悪いと伝える。
じゃあ2人を連れておでかけするよ、と。10時半におでかけ。
私はあつ森。
13時頃帰ってくるけど、対応する余裕がないと感じ奥の部屋にこもる。


夜もあまり調子は戻らず、着替えて、寝かしつけ前に洗濯干しも完了したので、4人で一斉に寝る。

 

12/7

職場に電話。食べられるようになったこと、課長に報告。良かったと言ってくれた。午前中は洗濯、草むしり、あつ森。島開放にもひとつ行く。
お昼食べる。
2時過ぎて歩いてウエルシアへ。おやつも買う。帰ってきて窓のシート貼って、アイス食べる。食欲旺盛。
体重43,8キロ。

 

この後12月11日に39度の発熱。他の家族は誰も体調不良を起こしていない中、ほとんど家にこもっていた私だけ。草むしりや、日記にないけどお風呂のカビ取りとか、体を使い過ぎたかなと反省しました。

できる、と思ったけどのんびり休むのが本当に大切なようです。

 

ちなみにこの時の服薬は

ミルタザピン錠15mg

  1日1回 寝る前

ロラぜパム錠0.5mg

  1日2回 朝夕食後

 

食欲がすごくわかりやすく回復して、ご飯が美味しく食べられるのが嬉しかったです。体重が減っていたので、戻すぞー!と、何も気にせず食欲のまま食べていました。

1年前、初めて姉弟2人を同時寝かしつけした時の記録

寝室からのっそり、のっそり…、音を立てずに出てくる私。

2人ともやっと寝た…と思って時間を見たら思ってたよりずっと早い時間だった。

体感的にはすごく長い寝かしつけの時間だったのに拍子抜けする。けど、意外に短かったというのは、残された自分の時間がその分多いということで、少し嬉しい。


1時間前のこと、私は2人同時寝かしつけを強行した。
けど、始まりが最悪で、寝室に入ってもテンションの高い子ども2人は何回もリビングの夫めがけて突撃する。

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洗濯物を干している夫に早く寝なさいと冷たく怒られ2人は号泣。そのまま寝室に戻され、さらにドアを開かないようにされ、泣きはヒートアップ。私は途方に暮れる気持ち…。寝かしつけ中って、いろんな種類の絶望感を味わうことがあるけど、初っ端これは結構きつい。

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2人とも抱っこしてほしいから、どっちか抱っこすると、片方がさらに泣く…のエンドレス。
追い詰められて思いついた、絵本の朗読(暗唱)。2人ともお気に入りかつ内容を暗記してる4冊「はらぺこあおむし」「おつきさまこんばんは」「おおきなかぶ」「おべんとうバス」を読んだら2人ともご機嫌に。

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そこで長女に寝たフリを提案。寝たフリ10秒しかもたない長女。

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まぁ4歳ですからね…。仕方ない。

でもここで長男私の側に潜り込んでくる。のでいつものように耳を触らせる。
が、起きてる長女の存在にまた長男テンション上がりハイハイでケタケタ笑いながら長女に近づく。

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頭を上げる長女。2人の頭が衝突。号泣。
まじかよ。

 

二回目の2人の号泣はきつい。

2人の頭をなでまわす私。長女「長男ちゃんが悪いんだよ!長男ちゃんが…」と怒り出したので「どっちも悪くないよー」と必死でなでなで。

心の中では「投げ出したい!投げ出したい!」と叫んでいる私。イライラに傾かないよう変な笑顔を作りながらとにかくなでまわす。


長女は、私がおかしくなりそうな頭から捻り出した、どう撫でたら長女の頭が痛くないかの話題で機嫌が戻り、長男は勝手に回復。(ありがたや)

 

その後長女に「先に長男寝かすから待ってて」とお願いし、隣の布団に横になってもらい布団をかけてぽんぽんっと軽く頭を撫でる。そして今度は長男の方に向き合い、長男と一緒の布団で横になり耳を触らせる。長男就寝!


長女ちゃんお待たせ!と、今度は長女の布団に入り込み、しばらくこしょこしょ話の仕方を伝授するなど楽しくお話し、徐々にテンションを下げてお話をやめ、トントンし続けて長女就寝!

 

長い戦いでしたが、長男就寝まではだいたい30分くらいの出来事です。たぶんお昼寝が少なかったから30分で済んだけど、がっつりお昼寝してたらもっと苦戦したろうな…怖い怖い。休日はお昼寝管理がとっても重要なのです。
疲れた。

 

絵は面倒になって途中からはしょりました。

そしてこれはぜーんぶ1年前のこと。

今も寝かしつけは楽じゃないけど、こんなに濃い30分は最近ないので、寝かしつけに関しては、年齢が上がるにつれ楽になるものだと思います。

休日のお昼寝管理の重要さは変わらないけどね!

服薬開始…その頃の様子

精神科を受診した翌日以降の日記です。

 

土曜日、薬の影響か、眠い。朝すこぶる調子が悪い。夫、9時過ぎまで起きてこず。長女に怒られる。
3人(夫、長女、長男)で外に遊びに行くが1時間もしないで戻ってくる。

↑「1時間もしないで戻ってくる」とこんな些細なことをわざわざ書いているのはよっぽどしんどかったんだろうと思います。もう少しひとりでいたかった気持ちの表れですねー。長女に怒られたのは、たぶん私がポンコツで、牛乳のおかわりだとかにすぐ対応しなかったとか、甘えたいのにちゃんと応じてくれないとか、そんなことでめっちゃ怒られたんだと思う。5歳長女に。


日曜日、今日も夫起きてこず長男を泣かせてしまう。長女に謝れと怒られる。
なんとか中央公園で母、妹たちと合流。ボールで遊んだり、ほぼ、座って過ごす。頭がぼんやりする。夕食後、みんながお風呂に入っている間に床で寝てしまう。10分くらい。眠い。長男寝かしつけ、なかなか寝ず、長女一回来るも、長男が起きているのを見て退散。そのまま寝落ち。

この日も長女に怒られている私。ひとりでの対応に限界が来て長男を泣かせてしまったのでしょう。

こんな状態でよく遠めの公園まで行ったものだと今となっては思います。スパルタだ。とにかく眠かった記憶。


月曜日(祝日)、公園でピクニック。
帰ってきて、長男とお昼寝。眠くて何もできない。


火曜日。朝の服薬前に保育園送り。帰ってきてミロを飲んでお薬。年末調整の書類を仕上げる。診断書を持って歩いて職場へ。
部長に様子聞かれ、総務さんに傷病手当について説明される。頭がぼんやりする。
総務さんに辞めるでなく休職でほっとしたと言われる。
お昼は昨日の残り。本当にやる気が出ない。あつ森をやる。眠い。

 

25日は一日中頭がくらくら。お昼寝すれば良かったのかもしれない。夕ご飯は前日のあまりとインスタントのカレー。ご飯の用意、洗い物はなんとかできる。なんやかんやでお風呂にも入れた。長男と寝落ち。

この頃は、お風呂に入るのがしんどいというか、その気力がわかないという状態のことが多く、お風呂に入らない日がちょいちょいありました。お風呂に入る時の全ての工程がめんどくさくてしょうがなかったです。


26日は朝目覚ましをかけるようにして、家族みんな同時起床にしたらだいぶ気分がマシだった。いつものように、お味噌汁とシリアル。
送り後、そのまま外で草むしりを1時間くらいする。たちくらみはするけど、草むしりは苦ではない。その後手を洗って、お茶と朝の薬を飲んで、洗濯物干し。
その後あつ森。しながらお昼ご飯。ごはん、かぼちゃサラダ、おとといの煮魚。
長男のビニール袋の名前書き。ぼんやりするけど、眠気はさほどでもない、けど横になったら寝てしまいそう。
今朝はそこそこ穏やかでいられた。長女もニコニコしていた。

草むしりが苦でないと書いてあるけれど、草むしりを1週間ほど続けたのちに39度越えの高熱を出して寝込みます。これは無理をしていました。自分では分からなかったけど。何か役に立つことをしなくては!と焦っていたのだと思います。

あつ森は心のオアシスでした。テレビも見れなかったけど、唯一の自分から楽しめる娯楽があつ森でした。

あとこの頃は私はとてもしんどかったけど、余裕が全くなかったゆえに家族関係において殺伐とした雰囲気をまとっていたと思います。無気力で殺伐としている…自分でも客観的に分かっていて、親子間の信頼関係が崩れてしまう…と、とても怖い気持ちでした。自然と笑顔になれないから、子どものために笑ってみたり。堪忍袋の尾が切れやすかったので、意識的に子どもと距離を置いてみたり。とても苦しい期間でした。

 

この頃は、頭が思うように働かず、重くて、頭の中がじんわりする、というかぼわぁーんとした感じがしていました。

薬の影響で、とにかく眠くて。でも夜中に意味もなく起きることはなくなりました。

 

初めての精神科受診

体調不良が続き、いよいよ食べ物が食べられなくなって消化器内科を受診していた1ヶ月半の間、精神科を受診した方がいいのでは…?とちらりと思ったことがありました。

消化器内科で処方される薬がことごとく効かなかったこと、日常で涙ぐむことが増えたこと、いくらなんでもくよくよし過ぎじゃないか?と自分でも思ったことからです。

精神科に対して、さして偏見がなかったと自分で思うのですが、それでも精神科を受診するというのは、他の科に比べてハードルが高いものでした。

やっぱり、家族とか、職場の人からしたら、身近な人が精神科を受診しなければならない状況になったというのはあまり良い心持ちではないよなぁという申し訳なさとか、義両親にどう思われるだろうかとか、いろいろ考えてしまいます。

高校生の頃、そういう課にいたので精神疾患について少し勉強していたのですが、その頃に、まじめで凝り性で融通が効かない自分のことを「うわっ、自分うつ病になりやすい性格ど真ん中だなー」とか軽く思っていましたが、それでも「まさか自分が!」という思いもありました。本当に、まさかそんなわけ、と思いたかったのです。軽い風邪みたいなもので済ませたかった。

でもそんなものでは済まされないくらい辛いのも事実で。思い切って夫に精神科や心療内科を受診した方がいいんじゃないかと思うんだけど…と相談しました。

夫に相談するまでがまず憂鬱で、なんて言われるだろうかとか、「そんな大袈裟な」とか言われたらどうしよう、結構しんどいのに…とか、妻が精神科受診したいとか言い出したらショッキングかなとか、なんて言い出そうかとかぐるぐるしばらく考えていました。

こんな言い方大袈裟だけど、自分の決断を相手に切り出す時って、すごい怖いですよね。

そんなこんなで言い出すまでに精神的に結構消耗したんですけど、ええーい!と思ってある夜お皿の片付けしながら夫に言い出しました。

「あの、私精神科とか、心療内科も、受診した方がいいんじゃないかと思うんだけど…」

夫は「自分から言い出すとは思わなかった」と言って笑いました。

あっさりでした。なんだ、同じように思ってたなら君から言い出してくれよ、こんなに悩んでたのに、と心の中で思いながらも、同調してくれてほっ。

夫に考えを打ち明けてからは、すぐに行動しました。市内の、通いやすそうな病院、クリニックを探して、ネットでの口コミを見比べて…あと受診時間、駐車場はあるかなどなど。で、夫にこことここにとりあえず電話してみようと思う、と報告。夫もネットで調べていてくれて「そこなら良さそうだよね、いいんじゃない」と。

翌日電話。電話の前に、いつからどういう体調不良があるか、内科や消化器内科を受診したこと、いつから仕事を休んでいるかメモを書いて順序よく話せるように用意しました。

ひとつ目のクリニックで出てくれた相談員さんが、話し口調がすごく優しくて、話しながら泣いてしまったのですが、メモを見ながらなんとか自分の今の状態を伝えました。この時の優しい相槌がほんと沁みて、電話口で泣くとすごい話しづらいんですがゆっくり話を聞いてくれて、プロだなぁって思いました。精神科とか心療内科に電話してくる人ってもうすでにヨロヨロ、ボロボロの人たちだと思うから、優しく受け止めてもらえることってすごいありがたい。このクリニックの口コミの良さ、頷ける、とまだ受診もしていないのに思ったりもしました。

で、今の状態、状況、受診したい旨を伝えると、予約日時の調整をしてくれたのですが、予約を入れられるのが2ヶ月先でした…!1,2ヶ月は待つかも、と前もって周りから聞いてましたが、ほんとに2ヶ月先かー!

相談員さんも、もうすでに仕事を休んでいる状態なら早い方がいいですよね、とクリニックよりも早く受診できそうな大きな病院を3つ紹介してくれました。

なのでそのうちの1つの病院に電話。またメモの通りに自分の状態を説明。ここでも話しているうちに情けなくなり泣きながら話しましたが、さっきよりはまともに話せました。慣れかな。

そこでは2週間後に予約を取ることができました。

しかし、ここからも色々あって結局今通っている精神科の病院にいきつきました。ネットワークって宝だな。

 

1回目の受診では、先生の診察の前に聞き取りがあって、生育歴…家族構成とかどこの生まれで小学校の頃の成績とか、家族に精神疾患に罹ったことのある人はいるかとか…いろいろ聞かれました。

そしてまた待ち時間。結構待つって、他のところの口コミでもよく目にしたからすごい待つのも覚悟して行ったけど、ほんとに待ちました。この病院は、時間で予約を取らず、午前枠の受付順で診察するので余計に待ったのかもしれません。この日、初診は3時間待ち。

診察室では、コロナ対策で置いてあるアクリル板が設置されたテーブル越しに先生と向き合ってお話しました。

電話の時と同じように時系列で自分の症状について話して、先生はうんうんと穏やかに相槌をうって聞いてくれて。

空腹を感じても食べたい気持ちがないこと、やる気がないこと、頭が重いこと、外出が億劫なこと、数時間調子の良いときもあること、など話しました。

先生は「○○さんどうですか?職業柄、これかなぁっていう病気の目星がなんとなくついてるのかなって思うけど、何か調べたりとか、ありますか?」と。

私は、おお図星だ、と思いながら「うつ病かなって…思いましたが…」と答えました。先生は「そうですね。」と。

うつ病でした。ほんとに前もって自分の症状とうつ病の症状を調べたりしていたので、びっくりはしませんでした。むしろ違う何かだったらびっくりしていたと思います。

で、今もうちゃんとは思い出せないんですが、処方するお薬の説明があって(確か眠くなりやすいから運転は控えてとか)、先生も私の様子を探りながらお話している感じでしたが、この日はあまり深く掘り下げることはなく終了しました。

後になって、あの時は精神的な負担が大きかったから、うつ病にかかった経緯についてはあまり聞きませんでした、とお話されました。

診察の後はまた少し待ち時間のあと血液検査の為に採血と簡単なアンケート。

そしてお会計、薬局窓口でお薬を受け取る、という流れでした。

この日はうつ病という診断が出て、私はほっとしました。今まで内科や消化器内科で全然治療が進まなかったけど、やっと治療の第一歩が踏み出せた、という気持ちです。

とにかく受診してよかったです。もっと早く受診すればよかったくらい。

働く女子と罪悪感

Business Insider Japan統括編集長、AERA元編集長で、1人の子を持つワーママでもある浜田敬子さんの『働く女子の罪悪感 「こうあるべき」から離れたら、仕事はもっと楽しくなる』を読みました。

たまたま図書館をぷらぷらしていたら目についた本です。仕事に対して過剰なストレスはなかった、という自覚だったけれど、私は自分がうつ病になったことをきっかけに、自分の働き方と思いにズレがあったのでは?と考えるようになりました。

この本のタイトルを見て、そうだ、私はずっと罪悪感を抱きながら働いていたんだと妙に腹落ちして、この本を手にしました。この罪悪感の正体はなんだろう、読んだら何か分かるかもという気持ちで読み始めました。

 

著者の浜田さんとは職種も世代も違うので、共感することよりも自分とは異なる考え方に触れるような、そんな内容がたくさんありました。AERA編集部にいた頃のエピソードなど編集者として得たこともいろいろ書いてあって興味深かったです。

ウートピ鈴木さんからの「浜田さんたちの世代が頑張りすぎるから、私たちがしんどいんですけど!」というテーマのインタビューは私にも身に覚えがあり、共感しました。

私の子どもがもっと赤ちゃんで、熱を出しては休みを繰り返していた頃、上司が過去を懐かしむように「この時期は大変だよね、自分のときも綱渡りだったな〜」と自身のエピソードを話してくれたのですが、私はそこまではできない…と少し申し訳ない気持ちになったものです。上司には自分と同じことをしてほしいという期待の意図はそんなになかったと分かるのですが、どうしても申し訳なく思ってしまうのですよね。子育てをしながら働く道を切り開いてくれた先人たちにものすごく感謝する一方、そんな力技、私は使えないよー!という気持ち。そんな自分を中途半端にも感じてしまいそうな…そんな気持ちの揺らぎには、仕事と育児の両立について考えているとよくぶち当たります。職場にも子どもにも、さらには夫にもなんだか申し訳ない気持ち。どこに対しても自分が何かしら欠けている状態でいることの罪悪感。理屈で仕方ないことと分かっていても、少数派は居心地が悪いのもあるし、なかなか自分を納得させるのが大変でした。

また、浜田さんの両親が(それも働いていない母親!)マンションの隣の部屋に住んでいるというのは超羨ましい〜!って正直思いました。

 

男女雇用機会均等法ができてから女性記者として働き続けてきた浜田さんが感じた、女性故に大変だったことや、どのように走り抜けてきたのか、女性が管理職になることについて浜田さんの経験からいろいろ掘り下げて書いてあります。私も管理職って、責任が重そうだし多方面に気を遣って大変そう…という負の側面ばかり捉えがちでしたが、大きな魅力もあるのですね。

他にも、「仕事を続ける、辞めるの一線とは」、「時間評価と過剰配慮」など気になるテーマについても書かれており、「こうしたい」「こうしなきゃ」のギャップのある人は苦しい、だとか、モデルにとらわれず自分が本当にやりたいことは?など今の自分にとってなるほどーなこと、大切に覚えておきたいことが所々にありました。

2018年出版で、書き下ろしということもあり、今読んでズレを感じることもなかったし、今読んで良かったなぁと思いました。

この道を通った人でないと、子育てしながらの仕事がどういう風に大変なのか分からないし、伝わりにくい世界だけど、もっと浸透して、マタハラとか育休切りとかも、絶滅するといいな!

復職が見えてきた!

先日、9回目の受診でした。

最近の調子を聞かれ、「体調も変わりなく、散歩もパソコンも毎日しています。安定しています。」と答えパソコンで打ち込んで印刷してきた毎日のタイムスケジュールと家計簿を見せる。1時間以上集中して読書ができたことも報告。

「あー…いいですねぇ」とにこやかな先生。

「横になったりする時間はありますか?」とも聞かれました。最近は日中布団に横になることはもうありません。たまーに居間でだらだら横になるくらいです。

それから「そういえば…」と、仕事の内容を聞かれてそれについて答え、さらに先月職場に行ったときに復帰した時のポジション、仕事内容を新たに提案されたことについて報告すると…

「もう、次回復職の診断書を出せそうですね…」と…!

復職!!!

わぁ…復職ーー!!!

まだ自分の状態に自信がなく、もう少し先かなと思ってましたが、先生にそう言われると急に明るい気持ちになりました。単純…。

しかしここで舞い上がってはいけない。慎重に。慎重に。うつ病は再発率が高いのです。

先生からも、復職に向けての心づもりをいくつかアドバイスいただきました。

復職できる状態の目安として、

①安定した生活リズム、にプラスして余力があること

②疲れた状態になっても、寝たら翌日元気に、普通に動ける状態になっていること

と言われました。なるほどーな内容です。

また、こんな注意も。「復職していいですよと言うともう完全復活!と勘違いしていきなり全力投球してしまったり、張り切りすぎてしまう方もいますが…」と切り出す先生。仕事も全力、休みもアクティブに、などと急にあれもこれも頑張ろう!とはしないようにとのこと。

仕事が終わったら一息ついたり、少し横になったり休憩もとってくださいと。

また、今まで休んでいた分を取り戻そうとか思わないでくださいと。

なるほどです。肝に銘じなければ。

復職が見えてきたからといって、特にリズムを変えずマイペースで活動していこうと思います。

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うつで食欲減退…私はこうでした。

うつ病になり、食欲が全く湧いてこなかったとき、食べていたもの、どうやって食べる量を確保していたかについてです。

妊娠中のつわりとは違って、特定のものが食べたくなるわけではありませんでしたが、やっぱり食べやすいものというのはありました。

朝は少量のコーンフレークとミロ。ミロはちょうどこの頃ツイッターとかで貧血に効くとか普通に3食にプラスすると太るとか言われてたので、太るような飲み物ならちょうど良いだろうと…。

あと一度にたくさん食べるのはキツいので間食もしてました。メイバランスの飲むタイプを飲んだり、ゼリーを食べたり。カロリーメイトの飲むやつも飲んでました。いけそうな時はバナナを食べたり…。固形物よりゼリー状のものの方が進みました。

夕ご飯は子どもたちと食べていたので、母親が何も食べないわけにもいかず、2歳児と同じ量を食べていました。献立は特に変えたりはせず、子ども受け中心のもの。

なので、お米、肉魚、野菜、偏ることなく食べていました。

食べ始める前が1番無理、という気持ちで、口に入れてしまえばなんとかなる感じで噛んだり飲み込むのがすごい苦痛というわけではなかったです。とにかく食欲がない。食べる気が湧かないので、そこをどう乗り越えるか、が私にとっては1番肝心でした。なので子どもたちと共に食事することによって無理矢理食べざるを得ない環境ができあがっていたのはよかったです。

水分不足にも気をつけて麦茶やお湯を好んで飲みました。たまに意識してホットミルクとか。

そんな風に、気張ってませんが少し工夫して過ごしてましたが、体重はするする落ちて。病気ってすごいんだなぁと思いました。ダイエットに励んだって全然思うように落ちなかった体重が、なんの苦労もせず落ちていくのは、自分の体のことながら不思議に感じていました。お腹もめっちゃへこんだ。

大好きな甘いものさえ食べる気にはならず、義務感だけで食べていて、でもどこか冷静で自分を客観視しているところもありました。こんなことってあるんだ、不思議だなぁと。

食べられない時はは食べたくなる自分がうまく想像できなかったけど、今は逆に食べたくない自分がうまく想像できません。

「合うお薬を飲めば、また食べられるようになるから」と励ましてくれた方がいましたが本当でした。